カポーティ
- 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
- 発売日: 2007/11/28
- メディア: DVD
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何がカポーティを壊したのか。それは明確には結論付けられていない。ただあったことを淡々と描いてる印象。しかし、カポーティはひたすら弱い。作品のためにペリーを利用して友人であるかのように振舞っているだけだと言っておいて、最後彼の死刑が執行されるそのときには哀れに涙を流してみせる。こんなひどい経験をして立ち直れないと嘆いてみせる。書き上げた作品は素晴しかったかもしれないが、あんまりにも覚悟がなってないじゃないか。後先考えずに事件に関わり、翻弄され、彼は壊れた。観ていて私はなんだか腹が立ってきた。
しかしこのカポーティ役のフィリップ・シーモア・ホフマンの演技はほんと怪演だな。それだけでも観る価値がある。