MADE IN JAMAICA


観たいと思っていたこの映画。単館上映だし早く行かないと終わりそうだなと思って三連休初日にいそいそと行ってきた。結論から言うと、イマイチだったなあ。ジャマイカの音楽だとか、文化だとか、人々の暮らしだとか。そういうことは興味深かったけれど、映画としてはこの編集のブツ切れな感じとか話の焦点が合っていない感じとか、どうなのかしら?私は観ていてちょっとイラついたわ。一体今、何の話がしたいんですか?という場面が多々。ていうか常に。音楽を聴かせるのも半端だし、インタビューも半端だし。何がしたかったんだろう、この監督。レゲエ音楽にからめて、ジャマイカ人の主張だとか現実だとかを描いて問題提起がしたかったのかもしれないけど、だとしたらあまりにも下手だったと思うよ。
ただやっぱり何回見てもジャマイカの年寄りラスタメンはカッコイイですな。あの味は真似できん。レゲエも最近の人たちがやるHIPHOPに近いようなのは好みじゃないけど、往年のゆったりしたテンポのレゲエはいいなあ。しかし、Third Worldはさすがにワールドレベルと言うか、他のレゲエアーティストに比べて明らかにセレブの匂いがしてしまっていたあたりちょっと苦笑。映画の中で演奏していた『96°』は良かったけどね。サウンドトラックは買ってもいいかもなぁ。
ところで映画館、観客10人いなかったよ(笑)映画館のスタッフの方が人数いたんじゃないかっつー。人気ないのね。